変化するケアマネ試験の難易度

介護業界では、キャリアアップをすると言っても、そう多くのルートがあるわけではありません。ほとんどの人が、まずは介護福祉士の資格を取得して、その後ケアマネを目指すことになります。

しかし、このルートを辿るだけでも業界内で存在感を出すことは十分にできるので、他のルートを選択する必要も薄いのです。ただ、ケアマネになるためのハードルは、年々上がり続けていると言っても過言ではありません。実際に、ケアマネ試験に合格する人の割合は、右肩下がりなのが現状です。

第一回のケアマネ試験は、合格率が40%を越えていました。それが、最近では、10%台の前半にまで落ち込んでいます。介護の現場で5年以上の経験を積んだ人たちでさえ、8割以上が不合格になっているのです。ケアマネ試験の難易度は、相当に高いと考えて問題はなさそうです。

ただ、ケアマネ試験は、他人との戦いにはなりません。正答率を7割程度に維持できるなら誰でも合格ができるわけですから、その意味では気が楽です。大学受験などでは、自分がいくらいい点を取っても、他人がそれを上回れば合格できないことも多いです。しかし、ケアマネ試験は、一定の基準を自分がクリアすればそれでいいので、他人の優秀さを驚異に感じる必要はありません。落ち着いて正答率をアップさせることだけに専念するといいでしょう。

正答率をアップさせるコツは、時間配分にあります。過去問を繰り返して時間配分を上手くできるようになると、合格ラインには届きやすくなります。

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